野村流音楽協会とはABOUT US

会長挨拶Greeting

グスヨー チャーガンジュウ ヤイビーガヤ ワンネークノタビ 琉球古典音 楽野村流音楽協会ヌ第18代会長 ナイビタル糸数ンディ イチョウヤビン ミー シッチョーティクミソーリ

さて、我が野村流音楽協会は、 大正13年10月に那覇市久米町メソジスト教会にお いて結成総会が開催され、音楽部並びに舞踊部を設置、会員91名でのスタートであります。初代会長伊差川世瑞師を筆頭に歴代会長のもと100年という長い歴史を歩んできました。振り返りますと戦後の廃墟と混乱のなか、幾多の苦難を乗り越えて今日の野村流音楽の隆盛を見ることができ、この素晴らしい先達の足跡に改めて感謝するものであります。

琉球古典音楽を後世に伝えていくためには聲楽譜を附して完全な楽譜にすることが肝要であると痛感された伊差川世瑞、世禮國男両先生が昭和10年8月に聲楽譜附エエ四による画期的な偉業を成し遂げられた伊差川世瑞・世禮國男共著の楽典の発刊新らためて両先生の大偉業に感謝と敬意を表するものであります。

現在、沖縄本島内に12支部、離島に2支部、関東、関西、九州、そしてペルー、アルゼンチン、ブラジル、ハワイ、北米支部が設立され、会員2,000名弱で琉球古典音楽の保存・継承に邁進しているところであります。

本会では、師範会、教師研修会、舞踊地謡研修部会、組踊地謡研修部会を設置し、国指定重要無形文化財「組踊保持者」「琉球舞踊保持者」方々の指導を仰ぎ会員の技能の向上に努めているところであり、一方、将来を担う青少年へのスポットを当て、郷土芸能を身近に慣れ親しみ理解する機会を提供すると共に、琉球古典音楽界を担う新人を発掘・育成し、正しい三線音楽の継承、芸術文化の向上に寄与することを目的に琉楽奨励賞事業も行なっています。

ところで、今年、当会は創立100周年の節目を迎えます。記念事業実行委員会を立上げ「紀寿・そして未来へ」をテーマに掲げ、記念式典、記念公演、記念誌各委員会で着々と準備を進めております。
まず、記念式典及び記念公演を11月中部地区で行ない、年明けて1月には北部公演、3月に南部公演を計画し実施に向けて進めております。
先達が築いてきた100周年(一世紀)を会員ともに盛上げていきたいと思いますのでご協力の程よろしくお願い致します。

むすびに、皆々様のご健勝を祈念し、日頃より当協会へのご理解とご協力に対し、衷心より感謝申し上げます。

  • 琉球古典音楽野村流音楽協会
    執行部役員
    会長 糸数 昌治
    副会長 銘苅 盛隆  島袋 功
    事務局長 古屋 順子
    書記 仲田 知広
    会計 比嘉 いつみ

  • 第18代会長 糸数 昌治

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